三浦綾子"氷点"映画化。ハイライトのきついモノクロで説得力を増す若尾文子の美貌。小説の映画化は難しいとこで…ここまで美しくなけりゃ夫の狂気じみた嫉妬が成立しない。モノクロフィルムが"美しい妻"を引き…
>>続きを読む若尾文子の艶(つや)やかさと憎憎しさ!
1966年の白黒作品。
33歳の若尾文子が、すごく艶(つや)やかで見とれてしまう。
夫の日記を読み、夫や養女ヨウコに憎しみを持ってからのなんとも憎憎し…
『氷点』
1966(昭和41年)
大映
北海旭川市に住む元教師の三浦綾子が朝日新聞の懸賞小説に応募して見事に入選。朝日新聞連載時から話題になり映画化。
プロテスタントのキリスト教徒だった三浦綾子…
罪なき罪人を裁くのは罪深い人々によって甚振られ、謂れの無い贖罪の意識に追い込まれる。
夫は我が幼な子を殺した犯人の子(赤ん坊)を義侠心から養子として引き取ると言う、普通に考えれば余りにも理不尽で…
なんとも悍ましい物語で親として反吐が出る嫌悪感。三浦綾子のベストセラー処女小説の映画化だから当たってもしょうがないんだけど…。怒りの限界が「沸点」なら生きる意志を無くす限界が「氷点」なんだね。妻が不…
>>続きを読む人間の原罪。
3才の娘ルリ子が殺され、嘆き悲しむ妻の夏枝のため、辻口啓造は幼い女の子を引き取ることに。陽子と名付けられたその女の子を夏枝は可愛がるが、実は陽子はルリ子を殺した男の娘だったのでした。…