フォードの遺作。フォードはラディカルだ、そして自由だ。モンゴル奥地のキリスト教伝導所という閉鎖的な集団に、外部から女医カートライト(アン・バンクラフト)がやって来る、さらには外部の馬賊が襲撃して占拠…
>>続きを読む恐らくフォード映画史上最も多くのハゲが出てくる。舞台はコレラが蔓延する中国。デカいハゲが、デカいハゲを殴る、蹴る。挙げ句の果てには首の骨折って殺す。果たして荒野と呼べるのかわからないセット。『武漢の…
>>続きを読むすごかった。泣きながら観てたら急に終わった。これがジョン・フォードの遺作!
ロバート・アルドリッチの遺作が『カリフォルニア・ドールズ』だったことと符合してるように見えるのは偶然なのかそうじゃないのか…
『三人の名付親』でめちゃくちゃ宗教的な寓話をやっていたジョン・フォードが、ファシズムにも中国にもアメリカにもキリスト教にも英雄行為にも中指を立てて死んでいく。
最後の最後、「英雄なんてホントはこんな…
男の映画を作り続けたジョン、フォードが最後は女ばかりの映画を作った。
宗教、酒、煙草、同性愛など色々な問題が盛り込まれた異色作でした。
アン、バンクロフトの強さと優しさは、やはりフォードだわ。
「わ…
女ばかりの布教団にアン・バンクロフト演じる医師が到来して壊れる関係性。余りにも誠実で粗野な存在に禁欲的な女たちは常に揺さぶられる。特にレイトンの失墜ぶりはあまりに痛々しく正視できない。蛮族に身を捧…
>>続きを読むこれ以上ないアン・バンクロフト。自己紹介から彼女は何度タバコに火をつけたことか。中国のおそらく辺境にあるキリスト教化学校。医師バンクロフトと狂信的な学校長レイトンの対立。自己犠牲についてフォードは語…
>>続きを読む"荒野の"などと謳っているが、本質的には室内劇。コレラ映画でもあり…コロナ時代のいま見るのは期せずしてタイムリー…「手は洗った?」。門/扉、開閉の映画。狂信者マーガレット・レイトンの清々しいほどの役…
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