第二次世界大戦後の動乱期、貧困に喘ぐイタリア社会。
何年も仕事にありつけず(主人公も2年仕事にあぶれていた)、仕事をくれと役所に群がる人々。
質屋に人が行列を作っている。
ずらりと並んだシーツ、衣類…
ヴィットリオ・デ・シーカ監督の名作。戦後の貧しいころのイタリア・ローマ。父親はようやくポスター貼りの職を得るが自転車が必要になる。質に入れていた自転車を出すが、その自転車を盗まれてしまい、息子と捜し…
>>続きを読む仕事道具の自転車を盗まれた男が、盗まれた自転車を探して町中を駆け回るという話。戦後イタリアにおける労働者の姿をリアルに描いている。
庶民の困窮を描いた話だけに陽気であるとは言えないが、人柄の良さそう…
2008/12/13鑑賞(鑑賞メーターより転載)
今や持っていてもろくに使わなくなってしまったが、自転車が現代の車あるいはそれ以上の目に見えない価値を持っていた時代の話。さあこれからという時に自転車…