正月三日の露払いに。
菊島隆三の第一回プロデュース作は成瀬版「赤線地帯」のような重量ある「夜の女たち」の物語だった。
1960年の正月映画第二弾がこれというのも、中々凄いと思う。
女性の社会進出だの…
縞の着物に矢がすりの羽織を重ねる。真っ直ぐな矢代圭子(高峰秀子)にピッタリ。
意識していないと、生まれ育った環境での慣れ親しんだ役割をその後の人間関係でも繰り返し続けてしまうような傾向が恐ろしい。…
成瀬巳喜男のカット割りは細かいが、動きや台詞のつなぎが滑らかで割っているように見えない。
銀座のバーで働く女性たちは、身も心も削って男性客を喜ばせる。そんな世界をヒエラルキーも含めて残酷に描く。そし…
なぜか成瀬のミューズとは呼ばれない高峰秀子が、銀座のバーに雇われるママに扮したメロドラマ。
海外で評価されることもほとんどなかった成瀬だが、「大した事件も起こらないのに何故か最後まで見てしまう」映…