正月三日の露払いに。
菊島隆三の第一回プロデュース作は成瀬版「赤線地帯」のような重量ある「夜の女たち」の物語だった。
1960年の正月映画第二弾がこれというのも、中々凄いと思う。
女性の社会進出だの…
夫に先立たれ、女手一つで生きていかなければいけなくなった圭子。
水商売をして生きていく。
この時代の夜の銀座の様子が見れて楽しかった♪
夫に先立たれた後、生活の為に銀座のホステスをす…
菊島隆三は、黒澤作品の脚本家というイメージが強いのですが、成瀬監督とコンビ。アメリカ版のDVDにて鑑賞。英名"When a Woman ascends the stairs"だと何となくかっこいい。…
>>続きを読む夜の女に生きるやるせなさ、せつなさですね。ほんとは夜の仕事などしたくないのだけど母親やバカな兄のためにも収入がないといけないので女は階段を上がる。先立たれた夫の操を守るためお客さんとも深い関係にもな…
>>続きを読む縞の着物に矢がすりの羽織を重ねる。真っ直ぐな矢代圭子(高峰秀子)にピッタリ。
意識していないと、生まれ育った環境での慣れ親しんだ役割をその後の人間関係でも繰り返し続けてしまうような傾向が恐ろしい。…
監督・成瀬巳喜男、製作・脚本を黒澤明作品で知られる菊島隆三が務めて製作された1960年の日本映画
・
女性を描いてきた成瀬巳喜男のキャリアのピークと言ってもいい傑作。チーム黒澤で脚本を手掛けてきた菊…
成瀬映画は10本も見てませんが、その中では1番好きかも
本作での高峰秀子が、だんだん転落していくんだけどあっけらかんとしていてキュートで言うことなし!
いやー彼女には幸せになって欲しいと思ったよ
…
素晴らしい…胸をかき乱されるのに、どこか落ち着くところがある。巧すぎる。
どんな男にも靡かぬ主人公が、唯一「好きな人にお金の話をするのは嫌だった」と気持ちを落とす相手である藤崎が森雅之によって狡く渋…
銀座バーマネージャー小松仲代達矢が、夫の骨壷にラブレター💌と写真を入れた純情な未亡人矢代圭子高峰秀子をスカウトして五年、圭子は、性欲に駆られた男性客の誘惑を振り切り雇われマダムに出世したが、密かに想…
>>続きを読む〜成瀬巳喜男命日・ユリイカ特集に倣って〜
お傑作です。黒澤明が「「成瀬さんは、短いカットを積み重ねるが、それを継いだのを見ると、決してそうは見えないで、一つの長いカットのように見える。見事に流れてい…