71分で描かれる独りの剣士の陰惨な生き様。傑作。
冒頭、女が斬首を待ち、介錯人が刀を清めて女を見詰めるんだけど、両者の切り返しで互いの情を納得させてしまう語りの最短距離が凄い。
介錯人が女の首を…
BSプレミアムにて4Kデジタル修復版を鑑賞。
大映ならではの映像美は素晴らしく、それだけで一見の価値あり。
ただ、お話は新藤兼人脚本にしてはまとまりが無く(柴田錬三郎原作に手を加えられなかったの…
1962年に公開された三隅研次監督の映画で71分のカラー作品。展開が早く飽きない内容で、明るい冒頭から、怪奇性と暗さを帯びた後半にもスムースに移行し、ラストは唐突とも感じられる終わり方。1962年に…
>>続きを読む三隈監督に雷蔵だったので鑑賞。印象に残るシーンが多い。藤村志保による冒頭がまず見事。市川雷蔵は彼らしい少し哀愁のある主人公。大団円に向かうような物語ではなく、悲運な男の生き様を眺める気分で観るとちょ…
>>続きを読むBSプレミアム、新吾十番勝負なんちって、不幸な生まれの雷蔵は復讐を遂げ出藩からの用心棒家業しかし不幸は雷蔵を追いかけて来る。冒頭から時間が飛び捲り速いテンポで状況移り変わりながらも結構単調な印象、流…
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