このレビューはネタバレを含みます
映画館で見る侯孝賢。良くない訳がない。
動かないカメラで、バタバタと動く人々を見ていると、自分が透明になって、じっとしながら観察している感覚になる。そのためか俳優も、カメラを意識していないかのよう…
混乱と暴力と悲しみ、入り乱れる言語の中で筆談の優しさ 筆談のシーンで声が途切れ、ペンが文字を書いていくその間を私達も共に待つ、これが本当の言語かも、これがあるべき対話なのかもと思える そういう優しさ…
>>続きを読む歴史に翻弄されるしかない人たちのお話
あんまり色々知らずに見たが、白色テロ時代って40年近く(この映画が撮られるつい前まで)続いていたということに衝撃を受けた…
自由が当たり前にあるものではないこと…
何度も同じシーンで、同じカメラ位置で撮影されているにも関わらず見飽きさせないのがすごい。ライトも動線も演技もあらゆる要素が目を引きつけるだけの力を持っていてこれぞ映画って感じ。物語は言わずもがな。…
>>続きを読むInternet Archive にて英語字幕版。23-5。『返校』の背景にあるのが「白色テロ時代」だとすれば、まさにその入り口を描いたのがこの作品ということで鑑賞。
やっぱり問題意識を持ってみる…
このレビューはネタバレを含みます
2000年にイギリスに滞在したことがあり,この映画の話をよくしたが,日本通の知り合いでもなかなか日本からの解放が結局国民党・大陸人の独裁と本省人の反乱と虐殺になったという本当の問題を理解してくれなか…
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