旧時代が淘汰され、新しい時代が訪れる。勉は「愛は自由だ、自由は力なんだ」と言い、道子は「道徳だけが力。それを上回るのは誓い」と言う。お互いの信じるものを通した結末は、気持ちよさが残る。
(個人的に)…
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ヴェンダース小津の東宝作品がよかったのでゴダール溝口の東宝作品ということで期待してみてみる。撮影はゴジラ浮雲の玉井正夫だ。いわゆる白樺林をセレブが散策するジャンル映画としての高原映画。地平線のむこう…
>>続きを読む溝口健二監督の作品は「雨月物語」と「赤線地帯」しか観ていない。黒澤明や小津安二郎に比べて(小津も不勉強なのは個人的に痛い)、特にその作品世界を掴みきれていないので勉強の意味で鑑賞。
そして冒頭から…
死んだ方がマシか、生きてた方がマシかどちらが得か分からないと呟いた後で父は呆気なく亡くなった。
戦中と戦後で真っ直ぐと境界線が引かれるように、価値観や道徳感がガラリの変わってしまった。
戦前の風…
戦地から復員した勉サンはとりあえずいとこ夫婦の武蔵野邸宅に転がり込むが、いとこの道子サンとひかれ合ってダンナに毛嫌いされて五反田の女子大生モテモテアパートへ引っ越すことになる
雷ピカピカエフェクト…
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『武蔵野夫人』鑑賞。既婚者の不貞や姦通罪が横行する社会で「綺麗な関係でいる」ことの尊さを説く。戦争帰りの青年勉と土地を守ろうと必死に献身する中産階級出身の道子。お互いに惹かれつつも、夫のある道子の立…
>>続きを読む水や木が印象的なシーンが結構あった。そしてやはり溝口作品は家屋の撮り方が上手いなーと思う。
田中絹代は素晴らしい俳優さんだけど、若干ミスキャストなのは否めない(単純に片山明彦と年齢差がありすぎる)。…
馴染みのある土地の昔の様子みたさに鑑賞
国分寺崖線や野川の辺りは面影が少し残ってるなーと思ったけど
恋ヶ窪にあんなに大きな池があったとは知らなかった
景色ばかり集中して観てたのだけど、
物語の…