めっちゃミニマルな映画だった。
印象的だったのは、夜に飯田蝶子と日守新一が言い合うところ。飯田蝶子が泣く→やり取りを聞いていた坪内美子が泣く→日守新一が泣く→赤ん坊の寝顔→夜泣きの御守りというショ…
[信州の母子家庭で育った主人公。貧乏ながらも勉学のために母親は上京、進学を許す
卒業してしばらく後に母親が息子の生活ぶりを見に上京してきた。
報告もないまま息子は結婚しており、子供も生まれていた…]…
観れるものなら全作観たい小津安二郎監督映画。年月かけてようやく今作が14作目。
表立ったことは起こらないけど、母親の気持ちと息子の気持ちが静かにぶつかり合っている雰囲気があって、お互いの感情がもど…
たったひとりの息子にすべてを注ぎ、
自分の幸せを息子に任せっきりだった母親の末路。
淡々と進み、
モノクロで味気なく、
気持ちを煽るような演出は一切ないのに、
こんなにもずっしりと胸に残るのは、
…
信州の生糸工場で働く母が一人息子を苦労をして大学まで進学させ、東京で働く息子を訪ねてみると、その息子は夜学の教師として薄給で働き、長屋で妻と生まれたばかりの子供を抱え倹しい生活をしている。息子に期待…
>>続きを読む初トーキーネタを忍ばせつつもやっぱり安心する小津の作家性の安定感。
小津安二郎監督作品。小津が撮った初トーキー作らしい本作、ふらっと見てみたがやはりビジュアルと安心の家族ドラマに心酔できて至福だった…
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