一人息子に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 3ページ目

「一人息子」に投稿された感想・評価

nofm

nofmの感想・評価

3.6

めっちゃミニマルな映画だった。

印象的だったのは、夜に飯田蝶子と日守新一が言い合うところ。飯田蝶子が泣く→やり取りを聞いていた坪内美子が泣く→日守新一が泣く→赤ん坊の寝顔→夜泣きの御守りというショ…

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花椒

花椒の感想・評価

3.7

[信州の母子家庭で育った主人公。貧乏ながらも勉学のために母親は上京、進学を許す
卒業してしばらく後に母親が息子の生活ぶりを見に上京してきた。
報告もないまま息子は結婚しており、子供も生まれていた…]…

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環奈

環奈の感想・評価

3.2
トーキー突入

凄い職業差別的な物語ではある、時代を感じた

絵の使い方
ずっと飾られてる絵はお守りと同時に呪い、めちゃくちゃ不気味で怖かった
最後見切れる/映さないのはそういうことね
みなみ

みなみの感想・評価

3.5
親の期待とそれに応えられなかった息子。シリアスな小津だが、豊かな語り。出会いと別れをごっそり削ったのがよい。

観れるものなら全作観たい小津安二郎監督映画。年月かけてようやく今作が14作目。

表立ったことは起こらないけど、母親の気持ちと息子の気持ちが静かにぶつかり合っている雰囲気があって、お互いの感情がもど…

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凡人

凡人の感想・評価

3.8

たったひとりの息子にすべてを注ぎ、
自分の幸せを息子に任せっきりだった母親の末路。

淡々と進み、
モノクロで味気なく、
気持ちを煽るような演出は一切ないのに、
こんなにもずっしりと胸に残るのは、

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日下勉

日下勉の感想・評価

3.7

信州の生糸工場で働く母が一人息子を苦労をして大学まで進学させ、東京で働く息子を訪ねてみると、その息子は夜学の教師として薄給で働き、長屋で妻と生まれたばかりの子供を抱え倹しい生活をしている。息子に期待…

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苦しい生活の中、畑を売って東京に送り出した一人息子に母親が逢いに行くも想像と違った成長を遂げていて…
という東京物語など小津の作品は現代人が見ても胸が痛くなるが特に染みた
HirokoXu

HirokoXuの感想・評価

3.7
小津映画は黄金比なんだと今更ながら知ったので意識しながら鑑賞。
一人息子が願うように育つ人はどれだけいるんだろう。

初トーキーネタを忍ばせつつもやっぱり安心する小津の作家性の安定感。
小津安二郎監督作品。小津が撮った初トーキー作らしい本作、ふらっと見てみたがやはりビジュアルと安心の家族ドラマに心酔できて至福だった…

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