祇園囃子のネタバレレビュー・内容・結末 - 2ページ目

『祇園囃子』に投稿されたネタバレ・内容・結末

『祇園囃子』鑑賞。『祇園の姉妹』を思い出させる舞妓物語。本作も芸妓美代春と舞妓美代栄の義姉妹が主役となり、旦那文化に依存した祇園社会とそれに託け女性を消費する男性悪に切り込む。
男性悪の象徴となるの…

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「今日からあんたの、美代栄ちゃんの旦那はあたしや」

溝口さんだからもっと恐怖を想像してた

木暮実千代の美しさと仕草や佇まいから薫る色香。若尾文子の快活で愛らしいさま。華やかな衣装も相まって、主役2人とその演じるキャラクターが魅力的で惹きつけられる。
それに対して客の男たちの身勝手さが胸糞…

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女女なのが良い、とおもったけどこれ男男だったらここまで悲哀にならないもんなあ。

一から多への同一性の解放というものがあるが、しかしその多がどうしても一でしかない身体的な同一性の苦しみが溝口の映画なんだと思う。決して身体は「一」ではないが、当の身体は一つしかないということ。『近松…

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溝口健二監督「祇園の姉妹」は戦前の祇園を描き、「祇園囃子」では戦後の祇園を描く。その対比が表れていたのは、お花のお師匠さんの発した「芸者ガール」という言葉だった。とてもいやらしく聞こえたのは、信念を…

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大傑作。よーーーやく観られた。
男衆が栄子の父親に保証人の判子を貰いに行くシーンと、栄子が美代春に面倒を見てもらうようお君に頼むシーンの“追いかけっこ”、からの修行モンタージュ。一人の女の子が舞妓に…

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白黒ながらも出演者の豪華な着物姿や京都の様子から眼福を味わうことができます。

栄子(若尾文子)は若さあふれる人物で初々しかったですが、美代春(木暮実千代)が妖艶ながらとにかく素晴らしい人物で、彼女…

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安定の溝口作品。若き日の若尾文子の良さが最大限に生かされた記念碑的作品。素材の良さを邪魔しない演出は見事ととしか言いようがない。

93点

生前ゲイシャだった母に憧れ、舞妓はんになるためにゲイシャのミヨハル姉さんの元にやって来たエイコ16歳。
ミヨハルはエイコの父に了承を得るため使いを出す。
が、体を壊し、借金まみれの父に娘の…

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