京都の花街、祇園の芸奴の世界を描く。
芸奴・美代春(木暮実千代)の艶っぽさと舞妓デビューする栄子(若尾文子)の初々しさが印象的。若尾文子は当時20歳。可愛らしかった。
当時は女が道具として使われ…
祇園を生きる芸者と舞妓の義姉妹のお話で最後静かに泣いてしまった。
出てくる男たちが、結局は彼女たちを物扱いであり、それでもなお妹のために身を捧げて「今日からみよりちゃんの旦那は私や」て姉さんの言葉に…
男の身勝手横暴さに振り回される(支配・抑圧)女性たちの息苦しさ
生き生きとしたキャラクター!師弟・姉妹関係の掘り下げと2人の対比からテーマを描き出す。基本的人権も無視して好き勝手思いの儘にできると…
また傑作。脚本も撮影も抜群です。
ほっぺたぷっくり幼さの残る若尾文子の可愛さ、木暮実千代の色香と優しさ満喫できる。進藤英太郎も浪花千栄子も素晴らしい。着物の着替え見る度にうっとりする。
御簾やのれん…
記録用
溝口健二監督作品。
雨月物語と山椒大夫の間に制作されたノリに乗ってるときの作品。
溝口作品特有の制度や慣習に縛りつけらた女性の物語。
姉はベテランの舞妓で習わしなどに疑問を持たずただ直向き…