【歴史は繰り返す】
冒頭、原爆投下直後の広島の人々の見るに耐えない映像が女のモノローグに乗せて垂れ流される。この時点で意図は捉えられない。
徐々に露わになる戦争に縛られた女の壮絶な過去。自己防衛のた…
やっぱりレネですよ。映画界のプリーモレヴィと言ってもよい。ストローブとかレネの作品は誇張なしに映画史において永遠の価値がある。人間が思考し続ける限りアウシュヴィッツと広島を思考の要素にしないような思…
>>続きを読むいくら語ろうともいくらも語れない。ストローブ=ユイレのようにいくらでもそれに誠実に映画をつくろうともそれ自体にはいくらもなれない。なぜなら映画は記憶と記録であり、それ自体ではないから。二十四時間の情…
>>続きを読む寓話的な問答や詩的なモノローグなど全編言葉が面白い。
広島の街並みやフランスの風景などのショットの連続や音楽の印象など、写真のスライドでドラマを生ませた傑作である「ラ・ジュテ」を彷彿とさせ、台詞の上…
岡田英次さんを知らなかったので
フランス語が喋れる方を人選したのかと
思いました。
フランス女性と対しても
不釣り合いということもなく
かっこ良かったです。
舞台がヒロシマということで
原爆のこ…
フランス人の女優と広島の建築家による不倫の話
体験と伝聞は違うということ
そして、人間は忘却する生き物であるということ
(一般的に、語ることによって記憶は保存すると言われているがそれは誤りで、私…
丹下健三建築による広島平和記念資料館、抽象的な外観の美術。街の雑踏。フラッシュバックと音響、音声の自由な編集。衣装の黒と白を際立たせるハイコントラストな照明。
「去年マリエンバートで」もそうだが、四…
すごく好きだった。「ダブル不倫」だけどゲスさは0.
岡田英次さんはフランス語をしらずに音として暗記してセリフを話していたらしいけど、みじんも感じさせないような発音のうまさ。
小説よりも、こちらの映像…