できるだけちいさくなって、息をひそめて眺めていること。
目を閉じると、微笑みながらあなたが立っていて、それを見たわたしは天国にきてしまったみたいに笑っている。横にならんで立つと、あなたにちかい肩…
まだまだLGBTQ🌈って時代ではない40年前の日芸で自主制作した熱量と反比例する映画内の音声の小ささまで計算とは恐れ入りました。百合というより一方的な愛情と拗らせてからのストーカー化するナツコの不思…
>>続きを読む一方通行な執着系百合っ子の生態が事細かに描かれる。敢えてらしい、会話をかき消すレベルの延々と続く水道ポタポタから外音までのあらゆるノイズ、終わった後も耳に残るメロウなピアノ曲と音使いは効果絶大。各キ…
>>続きを読むATGなど、過去の国内アート映画に通じる作風だが、物語を紡ぐことを拒否してはおらず、親しみやすさも充分。
女性2人が暮らす1Kアパートの内観、食事、そして洗濯など、当たり前の日常風景が丁寧に切り取ら…
「わかれてよ、みっちゃんと」
もしも自分が自分でなく、かと言って多くを望むわけでもなく"誰でもない"、ただ"男"というだけで、美津に花束を渡せるということ。それは流れるようにとても自然で、夏子にはす…
ミツの誕生日に、おそろいのネックレスを買ったナツコは、ミツのアパートに白のハンカチが干されているのをみてがっかりする。それはミツの彼が来ているサイン。密かに彼女に想いを寄せるナツコは、なんとかしてミ…
>>続きを読む純粋な愛は狂気と同義であることを描く映画は数あれど、これほど映画という媒体はそういう「愛」をを描くためにあるんだよと迫ってくる作品はなかなかないと思う。
モノクロからカラーに変わる瞬間の衝撃、あえ…
矢崎仁司の衝撃のデビュー作。女の子が女の子を好きになる抑圧された恋心。愛が狂気に変わりゆくメランコリックな女の子の肖像。
東京、同じアパートの部屋に住むミツを愛してしまったナツコ。可愛…
© 2019 映画「風たちの午後デジタルリマスター版」製作委員会