ピーター・ローレ演じるハンス・ベッケルトが持つ二面性。やりたくてやってるわけじゃない、やらされてるんだ。しかし精神病者だからといって許されるのか問題。怒りに任せて町の住民たちはマフィアを盾にして、一…
>>続きを読むピーター・ローレの演技が凄い。
彼の飛び出しそうな目がより際立たせているんだけど、見ていて本当に気色悪くなってくる。
ラストシーンでの彼を殺せという民衆の怒りと、それに対する弁護人との会話、最後の被…
フリッツ・ラング初の長編トーキー。
サイレント映画で培った演出が冴え渡る。群衆といえば、ラング。画面いっぱいに配置された群衆が恐ろしい。全体主義の恐怖とサスペンス全快の手に汗握る展開に唸る。
サイレ…
葉巻や吸付煙草の煙の中でトランプを捌く手つきやナイフ、懐中時計、ステッキ、といった小道具が執拗にクローズ・アップされる画面の美しさ。盲目の風船売りと犯人の口笛が奏でるグリーグのペール・ギュント。
バ…
フリッツラング監督作品
児童誘拐事件の犯人は誰か?
警察や暗黒街の人たちが犯人捜しに明け暮れる。
そこに一人の容疑者が現れる。
光と影の使い方や構図、別の場所で会話している人の内容を繋いでいく独…
このレビューはネタバレを含みます
ウイルスに感染された大人は脳をむしばまれ誘拐殺人を美少女にしかけ戦争をおこし美少年を戦場へとおくりだす。おそろしい感染症である。ナチズム軍国主義ファシズムは感染症だったのだ。まさに現状そのものの映画…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
紛れもなく名作。社会派?サスペンススリラー(当時は似た様な事件が珍しくなかったとか…)。
あの口笛のメロディが印象的。人民裁判のシーンは考えさせられ、犯人役の俳優の演技が凄すぎる。ラストシーンがやる…
約10年ぶりぐらいに再鑑賞。
今でも廃れないほどのキャッチーな映像の連続。
気がついたら途中から自分が犯人目線になっているという監督の狙いにまんまとハマる。
Amazonプライムの字幕最悪なので他…