Mに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 7ページ目

「M」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

終盤の裁判は圧巻。群集心理の怖さと醜さがよく表現されていた。最低最悪なロリコン殺人鬼よりも、それを裁こうとする人々の方が恐ろしく見えてくるから不思議。かくいう自分も、街に幼女連続殺人犯なんか現れたら…

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床ずれ

床ずれの感想・評価

4.5

すごい映画だ…まるで現代のツイッターを見ているよう。
何より映像がすごい。驚くべき俯瞰ショット。息の詰まるサスペンス。
誰もいない空ショットの数々は、サイレント時代の小津の不吉さにも似てると思った。…

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Frapenta

Frapentaの感想・評価

4.1

しゃ、喋ったぁぁ!!

……というわけで、フリッツラング初のトーキー映画である。最初期から追ってきた身からしたら、彼らしからぬあまりのテンポの良さに思わず目が点になってしまう。文字だけではなく音で表…

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Gierck

Gierckの感想・評価

4.4

フリッツ・ラング監督、フリッツ・アルノ・ヴァグナー撮影。
Mという1シーンのみに登場する記号をタイトルにするという、ラングの単純化のセンスはここでも健在である。
ただ面白い作品であることは間違いない…

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てつじ

てつじの感想・評価

4.7

トーキー黎明期に「音」の効果を最大限に活し、サイレントで培った動く「画」と融合させた驚異の傑作。無音の効果に意味を持たせ映画に臨場感と緊張を生む。少女の歌で耳を惹きつけ、無音の転がるボールと風船が目…

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あ

あの感想・評価

4.1

犯罪者もその犯罪者を敵視する民衆も狂っていて、なんら対話ができていないところが、本作公開直後のファシズム到来を思わせ、なんとも言えない恐ろしさを感じました。民衆や行政権力が犯人を一心不乱に捜すところ…

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RIO

RIOの感想・評価

4.1

グリーグ「山の魔王の宮殿にて」から始まる衝撃 山の魔王とは妖精トロールの王
またその曲で犯人が気分を上げるとこが魔界

街の人間は皆殺人鬼を憎んでいる
連続する事件に平安がなくなった街
犯人はきっ…

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そのものズバリを見せるのではなく、小道具を使って表現するのがうまい。ナプキンやお皿で母の愛、ボールや風船で悲しい出来事など。
殺人鬼の目というより目玉の演技におののいた。
警察と犯罪者、双方の捕物も…

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toro

toroの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

個人にも大衆にも潜む狂気の影の話。

初めてフリッツ・ラング作品を鑑賞したけど、1931年製作というのが信じられない素晴らしい作品。

子供が被害に遭う時のボールと風船、時計の音と母親が帰って来ない…

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eop421

eop421の感想・評価

5.0

幼い女児ばかり狙う殺人事件が発生。警察も当てにはならず、なかなか犯人を逮捕できません。警察がうろつくことで暗黒街の犯罪者が動き辛くなったため、彼らが宿無しの市民を募って独自に犯人探しを始めるのです。…

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