No.3894
★アントニオーニ『愛の不毛四部作』の四本目
①『情事』(1960年)
②『夜』(1961年)
③『太陽はひとりぼっち』(1962年)
④『赤い砂漠』(1964年)
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【ヴェネツィア映画祭映画】最低限みておくべきヨーロッパ映画10作品に選んだひとつ。
レビューはこちら↓
https://narcos.hatenablog.com/entry/venicefilmf…
ミケランジェロ・アントニオーニ監督の初カラー映画。主演は、4作連続でモニカ・ヴィッティ。
「現実には怖い物があるけど正体はわからない。誰も教えてくれない。」
なんなんだこの映画は?『太陽はひとり…
モニカ・ヴィッティ演じるジュリアーナがずっと怯えているのは事故がきっかけで生まれた精神疾患だけが原因ではなく自分が誰かを愛していて自分も愛されているという確信が持てないから
これもまた「不在」の映画…
「私を愛している人達を 1人残らずそばに置いておきたいの。壁のように。」
「私が誰だかわからないの。
私が誰なのか見えないの。」
「医者に言われた通り現実社会に復帰できるように努力したわ。そして…
裕福そうな身なりをした子連れの女性が、見知らぬ男性の食べかけのパンを売ってとせがみ貪り食べる冒頭から様子がおかしくて心掴まれる。加速するテクノロジーと、自然を破壊して有害な煙を吐き出す工場都市の無機…
>>続きを読むアントニオーニ作品を見始めたからには、昨年版BFI Greatest Films 250にランクインしていたもう1作も。
初のカラー作品ではさっそく色をいじりまくってメッセージを補強していたりさすが…