「事実」とは何か *****
本作は第一次世界大戦下の欧州(おそらくフランスのどこか)が舞台。この大戦は兵器が発達し、人類がはじめて体験した大量破壊の戦いとなった。前線から脱走を試みた兵士ハ…
面白い
脱走兵を軍法会議にかける様を、ドブネズミを捕え裁判にかける戦場の兵士たちと交互に見せていく反戦映画
ダーク・ボガードが珍しく劇中唯一の良心で、体制が抱える矛盾と杜撰さを雄弁に暴くも、士気を上…
「生きてるのか?」「すみません」見ちゃいけないような黒く蠢くなにかが映ってた気がする。現実からも戦場からも切り離された雨と泥濘の空間で行われる裁判っぽいだけの死の手続き。ここに正義とか倫理はないし、…
>>続きを読むダーク・ボガードの立場が実生活でいま起きていることを想起させられて身につまされる…
刑を言い渡す兵士、指令を発する上官、それぞれ一瞬「良心の呵責」といった表情を映しているけど、それは「良心」というよ…
ジョセフ・ロージー監督の戦時裁判映画です。脚本はエヴァン・ジョーンズ。前作『召使』(1963年)に比肩する傑作。主演は引き続きダーク・ボガードです。
テーマは「個人を埋没させる集団の狂気」です。舞…
WW1、前線を散歩のように離れてしまい、裁判にかけられる兵士の話。戦争映画というよりは法廷ものに近い。兵士を弁護するハーグリーヴスを演じているのは、ダーク・ボガード。「ベニスに死す」のあのヨレヨレな…
>>続きを読む根性論、精神論、面子
そんものばかりが大事にされ
公正さや論理的なものや人間的な心の問題が無視され
仲間が気に入らないと思った仲間を殺していく
そしてそれを「戦闘中に死んだ」などと遺族に伝えていく
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