ベルリンの壁崩壊前の支配国家の頃の東ドイツの話。監視対象の劇作家と監視する側の心のうつり変わり等々。どこでそんなに心変わりした?とは思った。
特段盛り上がる箇所のないストーリーだけどラストシーンはめ…
盗聴器で人のプライバシーを監視する、パワハラで美しい女優を思うがままにする、国家権力で人の自由、言論の自由を統制し、意見の違う思想をことごとく握りつぶしてゆく…。見ていて本当に歯痒くて、悲しくて辛い…
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東ドイツの閉塞感のある空気が重苦しいタッチで描かれる。
最後の「わたしのための本だ」というセリフが見事だった。
ひとつは贈り物ではなく、自分用であるという意味、
もうひとつは作者が自分の生き方…
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面白かった!素晴らしかった。名作と知ってたけど未見だったので履修。
東ドイツがなぜこんな不自由さの中で40年も続いたのか、思わず調べた。ドクズな支配階級、監視社会、尋問と密告、表現を奪われた芸術家の…
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ヴィースラー大尉はドライマンのピアノを聴いて変わったというより、ピアノはダメ押しだった様に思う。
興味のない芝居に連れてこられてクリスタの演技をオペラグラスで見た時、彼は目を見開いたように思えた。
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