『怒りのキューバ』の映像があまりに素晴らしかったので、カラトーゾフ監督×撮影セルゲイ・ウルセフスキーの作品がもっと観てみたかった。今作は戦争によって引き裂かれた男女を描いた作品ですが、やっぱり惹かれ…
>>続きを読む短文感想 80点
一昔前は「戦争と貞操」というタイトルだったそうですが、時代の流れもあり邦題が変わった模様。ソ連のとある二人に焦点をあてた作品なのですが、これまた報われない惨たらしい話です。戦争とい…
カラトーゾフの「鶴は飛んでゆく」がまさかの4Kレストアで発売されたということで迷わず購入。ジョージア出身の映画監督と言えばイオセリアーニかカラトーゾフかだと思うが、こと戦争をテーマに描けばカラトーゾ…
>>続きを読むボリスとベロニカをひき止めるものはこの世に何もないほど幸せな2人
空を舞う鶴のように放水車の水が羽を広げ2人に祝福を送る
戦争が始まりボリスと生き別れたまま
一通の知らせもないことがベロニカを深い…
爆発する感情。躍動するカメラ。映画という媒体が持つ表現の力強さをまざまざと見せつけられ、ただただひれ伏すしかない。男は銃弾に倒れ、死の訪れとともに世界はぐるぐると回転し、結婚式の儚き幻が螺旋階段の上…
>>続きを読むカラトーゾフ監督作品初鑑賞。戦争に翻弄される恋人の悲劇。全編美しいモノクローム映像に激しく心が揺さぶられた。
音声ロシア語。字幕英語版で鑑賞。理解できるか心配だったが難しい単語は雰囲気でいけた、と…
20年ぶり再見。IVCから2023年に発売された4Kリストア版。序盤から撮影の才気走り方が半端じゃなく、これはVHSの画質であっても一目瞭然であったが、画質の向上により、照明の高度さも際立って、より…
>>続きを読むシネマトグラフィー(撮影)の記事でこんなのがあった。
映画やドラマを見て「展開がすごい!」「演技がうまい!」「音楽が合っている!」と思いながら作品を楽しむ人は多いだろう。だが「撮影・映像に惹かれる」…
とある患者が、彼の恋人が他の男に走ったことを知り暴れるシーン。
院長の叱責が印象に残った。軽率にも感じるがわかりやすい敵を作りそれを非難し、患者を励ます。でもこれが凄まじい迫力。
強いリーダーはこう…