ズバ抜けた表現力。ドストエフスキーの悪霊を読んだとき、リザヴェータの破滅の恋路を綴った日本語のテキストに、この狂奮的なカメラワークと似た感覚を覚えたものだった。幸福の絶頂から絶望まで、渦のように巻い…
>>続きを読むおもろ仁和寺───。カラックスが参照してそう。疾走シーンの画面のブレ方(残像ができるような)とか。ロシア映画独特の迫力について考えたい。全然見てないからこれから社会主義圏の映画のことをもっと考えたい…
>>続きを読む『怒りのキューバ(I Am Cuba)』同様、ミハイル・カラトーゾフ監督&セルゲイ・ウルセフスキー撮影監督の創り出す、シネマトグラフィーという言葉が似合う映像芸術。
本作も、オープニングからラスト…
話はよくある戦争によって引き裂かれる男女の恋愛映画だが、今作はとにかく撮影が素晴らしい
中盤にある二人が引き裂かれる様を物理的に表す演出も優れてるが、それぞれが身を置く環境自体が変化することで更に二…
まあ、よくある出征した婚約者の帰りを待つ女性の話。
ウォータールー橋の頃からあるから、
少なくとも1930年代からの普遍のテーマ。
こういう映画って当時、
どういう人が観たがって行ってたんだろ…
こちらも『TÁR』組のCloset Picksから。
いややっぱりカラトーゾフ好きだと思う。ガラスを踏む音と若干溶けかかった雪道を歩く音で繋げるところとか素晴らしい。ヴェロニカが身を投げようとする…
とにかくひとつひとつの画が力強く、人の動きに合わせてカメラが縦横無尽に動く。表現が傑出していて、忘れ難い場面がいくつもあった。
最初『パール・ハーバー』みたいな話かな?と思ったのが恥ずかしくなるくら…
監督ミハイル・カラトーゾフことミヘイル・カラトジシュヴィリと撮影セルゲイ・ウルセフスキーの「怒りのキューバ」コンビが描いた、ソ連反戦映画の名作。
「戦争と貞操」という妙に韻を踏んだ旧題の通り、噺自…