監督ベルナルト・ベルトリッチに惹かれて視聴。いかにもベルトリッチな映像だった。
【ネタバレあります】
13才の時「家に来ないか?シカ革の靴をやろうか?蝶々夫人みたいな着物もある。」と誘われて…
若き日のベルトルッチが、性と政治の危険な関係に切り込んだ問題作
原題は「暗殺の森」ではなく「順応主義者」、順応主義者になれない男の話。
ヴィットリオ・ストラーロによるスタイリッシュな撮影が素晴ら…
撮影は頗る美しいのだけど……
ベルトルッチが描く女性像についていけない面がある。半ば同性愛的関係に描かれる女性二人が監督によるポルノ的な窃視に晒されているように見えてしまう。
『ラスト・タンゴ・イ…
ベルトルッチ全開な、リアリズムとシュールさが同居した独特の風味。やたらと決まった構図にカット、なんか変だが情に訴えてくる空白の多さなど、取り憑かれたように魅入ってしまう。
ムッソリーニ政権下の反フ…
カメラワークと構図と光と影が決まり過ぎてて映画的な圧がすごい。マルチェロの苦しみとファシズムの崩壊。
個人的なトラウマから逃れるために一般的社会や体制に属することに努めてきたけど、結局そのトラウマか…
『暗殺の森』という邦題は興味をそそられ観てみたくなるタイトルでキャッチ的には成功だが、作品の理解を助けていないように思った。
この作品は、あらすじにあるような「ファシズムの台頭と崩壊」や「人を殺した…
1970年”Il conformista”。スパイと教授と謎の女、「北北西に進路を取れ」(1959年)と道具立ては似ている。そーするとだ、007に対するTENETのようなあえての解りにくさ。時系列を…
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