午前十時の映画祭10にて鑑賞。
2015年版が娯楽映画とするなら、この1967版はドキュメンタリー映画だと思う。
そう思うぐらい岡本喜八監督の後世へあの悲惨な戦争を繰り返しては行けない!と伝えようと…
ポツダム宣言の布告から原爆投下ソ連の参戦という数日間のうち、宮城事件の一夜を中心にした群像劇。戦後の観客にとってはポツダム宣言受諾の数日間だが、登場人物たちはそれぞれ別の物語を進んでいる点でまさに群…
>>続きを読む役所広司の新版を随分前に見ているので、話の内容としては既に知っていた。
やはり、「国体」のを護持せねばならないという感覚を、真に理解できる日は来ないだろうなと思うし、そんな日は来てほしくないとも思…
三船敏郎や笠智衆ら重鎮たちが前半の主役。なんやかんやあって天皇の玉音放送を録音。ようやく一区切り付くが、映画はここから1時間余、本当の見せ場を迎える。
後半の主役は、敗戦を受け入れきれず、あまりに…
「終戦の日のドキュメンタリー」。
そう聞くと、どうせ教科書みたいな退屈な映画だろ、とタカをくくっていた。だけどわたしとしたことが、監督の名前を見落としていた。
岡本喜八。あの『肉弾』や『血と砂』を撮…
傑作。ほとんど戦争経験者が出演しているからか、軍人の話し方、天皇に対する考え方、戦争の考え方などとてもリアルな描写が多いように感じた。
ポツダム宣言を受諾することが決まる御前会議や、御前会議までの…
思想も立場も超えて、“国家の限界”に向き合った日を描いた作品。
右とか左とかの思想を超えたところに、
天皇という存在が“国民の精神そのもの”として存在していたことを、改めて突きつけられる。
誰もが…
白黒だからこそ余計に緊張感がある!
玉音放送による第二次世界大戦の敗戦を阻止するために、海軍や陸軍が個別に暴れる、この取り返しのつかなくなっていく物語がとても面白かった。「戦争なんて無くなればいい…