森とは世界(非社会)を指し、それは目に見えているものではなく、得たいの知れないもので構成されている。そして森のなかではカテゴリーを越えた関係を要請される。
社会の中で人間はカテゴリーと過去に囚われて…
あと少しで分かりそうで分からなかった…
でもこの微妙なもやもやが謎に心地いい不思議 あんまり意味を求めすぎたら面白くなくなっちゃいそう シリアスさと間抜けっぽさの配分が丁度良かった
洞口依子の役柄が…
強制的に休暇を与えられた刑事が
ひと気のない森にやって来て人と出会う
縦社会の強い侵略者たち
自由を知らない若き革命児
再生を願うナチュラリスト
外界に憧れるじゃじゃ馬娘
自然界と人間社会がリン…
自宅で鑑賞。脚本・監督が黒沢清。不思議な世界観とリズムが共存している。画面と狂気を孕んだ内容は間違い無く監督印。深読みが出来る寓話なのだろうけど、余り愉しめなかった。“桐山直人”の池内博…
「特別な木なんでどこにもなかったし、森全体というものもなかった。ただ、あっちこっちに平凡な木が一本ずつ生えている、それだけだ」
その一本ずつはそれぞれ生きていくために他を殺し、法や秩序や法則もまた一…
「他を傷つけてまで自分が生き残ろうとする」樹木カリスマや冒頭の殺人犯。そういった存在を殺すことで調和を保って生き残ろうとする団体(?)や警察。それらは野蛮な自然性と、我々が善とする社会性の象徴として…
>>続きを読むとにかく写り込むものとその運動、そして音響といった、目と耳で体感する現象の一つ一つに僕は愛着を感じます。
映画的な豊さによって様々な切り口が許容されていると思うので、嬉々として自分の感想を書き綴っ…
日活・キングレコード・東京テアトル