林芙美子の自伝的作品を原作とした女の一代記。
先行する舞台版が存在することもあって、エピソードの羅列に陥る愚をたくみに逃れている。
そのぶん各場面はいささか大味で、演出も演技も映画的繊細さには欠…
訳あって久々の鑑賞。成瀬なら「乱れる」派ですが、「放浪記」も良いですね。流石の演出・演技・そして撮影の巧さ。主人公を美化せず、彼女の人間性に向き合ったのが良かった。
高峰秀子は言わずもがなお見事で、…
カメラが自然だなーと思った。独白の声が少し耳につく他は、映画を観ていることを忘れてしまうほど自然だった。ぼくは今まで貧困と縁がなかったけど林芙美子は大好きで、どうにもできない寂しさの表現に共感してい…
>>続きを読む 林芙美子の自伝的小説の映画化。
故・森光子はライフワークとしていた舞台でも有名な作品。
昭和初期、カフェの女給など職を転々としながら、詩作に励む芙美子(高峰)が、文壇で脚光を浴びるまでを描く。
高…
2022年6月24日
林芙美子の搾り出す様な文章もさる事ながら、デコちゃん渾身の演技(特に泣き)がまぁ素晴らしい。存在感マシマシな脇役達に囲まれながら、頭ひとつ出ている具合で圧巻。成瀬巳喜男の構図を…
どこまでも
この監督の集大成みたいな
そんな趣
高峰秀子、器用だから
「書くこと」しかできない
不器用な女役もお手の物で
とてもうまいなぁと
化粧の仕方から
仕草まで
顔はいいけど生活どうなん…