不思議な映画だったなぁと余韻が残る。
内田吐夢監督に、スター揃いのキャスティング。人形浄瑠璃に始まり人形浄瑠璃に終わる。錦之介、有馬稲子の舞台シーン。雪の背景への展開。有馬の舞踊。美しい。
雪のシー…
下記は、フルムービー
https://youtu.be/UmffmqPhFNI
主人公はウブな大阪の飛脚問屋の婿養子、忠兵衛(中村錦之助)は、同業者につられて初めて行った廊で、遊女の梅川(…
初観賞。
「遊びは教えたが…」
遊女と壱夜の色事が道ならぬ本気の恋へ…
若さ故の勢いは嘘と過ちを経て止められぬ奮心と先立つ物無き惚れては成らぬ者同士どぅ足掻いても報われぬ悲哀へ突き進む。
せめて噺の…
ストーリーはあまり好みではないけど、遊郭や劇場のセットの豪華さやカメラワーク、有馬稲子の踊りのシーンの美しさなど、芸術祭参加作品だけあって目を見張るものがあった。
最後は人形浄瑠璃になるが、観たこ…
(「没後50年 映画監督 内田吐夢」特集で鑑賞)
近松門左衛門に「わしの筆はそこまで不人情にはなれへん」と言わせたところがよかった。
創作する人の心。
文楽はこういう感じの、現代的感覚では共感…
内田吐夢特集
近松門左衛門の作品としては心中天網島しか見てなくて、冒頭のカラーの人形浄瑠璃はとても新鮮だった。
飛脚の忠兵衛は無理矢理遊郭に連れられ遊女の梅川と出会う。
その後梅川の元に通い詰めるも…
このレビューはネタバレを含みます
終盤とうとう忠兵衛が罪を犯すって瞬間の正気が切れて狂気に入ったような表情がすごく印象的で心に焼き付いている。
始まりと終わりにある人形浄瑠璃の影響も大きいのだけれど、映画全般を通してどこか薄ら寒く…
なかなか救いようのない話でした。中村錦之助がほんとダメな若旦那で、あまりにもクズでフォローのしようもないのですが、恋に落ちるとそうなってしまうかもしれない、ということを片岡千恵蔵演じる近松門左衛門が…
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