ふたりの作品情報・感想・評価 - 9ページ目

「ふたり」に投稿された感想・評価

c

cの感想・評価

4.2
冒頭シーン、変態のポケットからはみ出るヘッセの車輪の下。私はまずここで泣きました。
大林監督の撮る作品のほとんどに言えることだけれど、全部が全部本当に印象に残るシーンばかりだった。第九と花火の合成シーンなんてもう、、。これはいったい現実なのか、幻なのか、、。
死者を扱う映画だから全体的に静かではあるけれども、押しとどめることのできない勢いみたいなものをジンジンと感じて、感情がぐるぐるっと掻き乱された。

『ふたり』、これはもちろん死んでしまった姉と取り残された妹の二人の話。けれど実加と真子、親友同士の二人の話でもあり、母と娘または父と娘の二人の話でもあるなあと感じた。

妹が自分の年齢を越えてしまい、女らしく成長していく様子を見ているのはつらいだろうな。お姉ちゃんがおそらく抱いているであろう本音を言わずに、消えてしまったのは意外だった。生きているうちも、死んでしまってからも、何も言えないなんてなぁ。この映画の引っかかる点といえばそれだな。原作はどんな感じなんだろう。

最後、石田ひかり演ずる妹の実加が表情も口調も驚くほどしっかりしているのがまた切ない。
主役の石田ひかりが最後にはびっくりするほど綺麗になっていた。後半は死や不幸に囲まれて暗い雰囲気だが生の肯定を感じた。
心の揺れるところの表現、これぞ大林宣彦ワールド

ストーリー全体で何かを訴えるわけでもなく、場面場面での心の表現の積み重ねのせいで、見終わった後何ともいえない気持ちになる映画

最近の映画って、こんな感じの作品ないな。
尾道旅行の予習その2
新尾道三部作第一作目
割と長尺ながらも飽きずに見ることができてとても感動的な作品でした
石田ひかりがかわいい
一回目は家で、二回目は早稲田松竹のオールナイト上映で見ました。
中嶋朋子は影やら涙やらが似合う。それがうつくしい。のは、ややかなしい。
石田ひかりのシューマンのとこがちょーかっこいい。
岸部一徳は実はいけめん。
まい

まいの感想・評価

3.0
姉妹の人必見。
妹を思う姉の気持ちが痛くて痛くて心に突き刺さる。

小学生のころみたが、忘れられない作品。

第九のとことかかなり忘れてるからもう一度見よう。
さきち

さきちの感想・評価

3.7
小中学生くらいの頃に観たけどずっと記憶に残ってる作品
また観たい。
fumipi

fumipiの感想・評価

4.2
昔っぽい演出があえて新鮮だった。
胸の奥がざわざわするような不思議な気持ちになったのは久しぶりだったし、お姉ちゃんが妹に語りかける言葉のひとつひとつが心に響いた。

いい映画だったな。
 死んだ姉が見えるというシナリオにオリジナリティは感じられないが、ささやくような石田ひかりの語りと映像の美しさで十分引き込まれる。花火と雷と第九のシーンなんかちょっと頭おかしいレベル。ふつう花火と雷と第九を一緒には撮らないでしょ。
大林宣彦監督の世界観が好きな自分には、これも本当に綺麗で胸ぐら掴まれる映画。

台詞一つ一つも、
情景も、感情表現も、
大袈裟のようにも感じるが、
それが大林宣彦。

子ども心から、大人への入り口の手前まで。
あの頃に感じた気持ちや、薫り、息遣いまで全部溢れてる。

なぜか一番好きなシーンは、
実佳の親友の父が亡くなった後、
実佳はそれを知らずに親友を訪ね、亡くなったことを土産の和菓子を頬張りながら涙する。
その後、父の死ですっかり大人になった親友との別れの場面。

何故かすごくすごく好きな場面。

おいたんも大林映画に出たいな…♪