若尾文子の指からすり抜ける結婚指輪や、中村玉緒の首元に添えられる刃物など、物語を決定的に変えかねない場面をいくつか見せつつ、そこで自分を慕う男と逃亡したり、夫の愛人を手にかけるなどという説話の決定的…
>>続きを読む雪国の製箔屋に嫁いだ妙子(若尾文子)に次々と望まぬ不幸が襲いかかってくる陰鬱な話。夫の不倫や周囲の人間の事故死、病死などに加えて住居の火事、実家の倒産などが息つく間もなく起こり、平行して第二次世界大…
>>続きを読む冬になれば雪が舞い、春になれば桜が舞う。そして或る晩火事が起って舞うのは、金と銀の箔である。鋏で切るのは花と箔。斧で割るのは木材だ。剃刀は蛇にめがけ投げられて、首元を切る為には使われない。死の予感と…
>>続きを読む【祝!若尾文子映画祭】
金沢の金箔商に嫁いだ若尾文子と妻妾同居状態になる中村玉緒。
金沢の金箔商ってのがいいですね。大雪の日の因縁なんて旧家らしくてまたいい。
妻妾間で正面衝突って面白いかつまらない…
中村玉緒との関係を断ち切れない福田豊士。若尾文子を一途に想う天知茂。主要キャラ4人には苛々と理解し難い気持ちを抱きすぎて気持ち悪くなったよ。特に若尾文子。氷の微笑以降、全く以て恐ろしい存在になった!…
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