この監督とジブリの宮崎駿監督にソノケがある匂いはしてたけど、ここまで来たらもう個人的には受け付けられなかった。
いくら叙情溢れる雰囲気と街の風景等が良くても、ヒロインにあそこまで露骨にやらせたらダメ…
青春時代への美しい懐古に身を浸したい気持ちと、独りよがりのおっさんとそのおっさんを受け入れてくれるというあまりに理想化されすぎた少女像の気持ち悪さ、を観ている間行き来した結果、気持ち悪さが勝つ。
勝…
大林宣彦監督は、「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道三部作が代表作ですかね。個人的には「異人たちとの夏」「ふたり」「青春デンデケデケデケ」の三作品を上げたいです。
原作は中山恒の書き下…
165分あっても異常に展開が早い。小説家の物語だから生のモノローグが挿入しやすかった。雰囲気とキャストはこれまでの大林宣彦そのまんま。
忘れることができる人生は無責任だと思う。そのくせ、誰かを"忘…
「人間にとって
最も素晴らしい能力
それは
忘れるということ」
詩は思ったより
心に響かなかったものの
久石譲の音楽と
石田ひかりの2要素が
圧倒的にぐいぐいぐいーと
引っ張っていく
中盤から…
優しい言い方をすれば、どこはかとなく感じる違和感が印象的。そのセリフの言い回しなんかは、本作より懐かしい邦画ではあったよな、などと思いながらも時々観てます。
個人的にはSFよりのファンタジーかなぁ、…
実景のはずなのに、デザインされた人工物のような小樽の風景がとにかくまずは美しい
記憶と忘却を巡る物語と、不自然さが充満した街というのは、とても大林宣彦作品らしい
映像的な見応えはかなり高い上に、…
「はるか、ノスタルジィ」
本作は大林宣彦が平成五年に監督した山中恒が映画のために書き下ろした同名小説を原作とするもので、東映系で公開され、山中恒の故郷である北海道、小樽を舞台に、人気小説家の男が、…
小樽の75日、その痛切な嫌悪とともにある記憶を封印し、代わりにウソで固めた砂糖菓子少女恋愛物語で盛り立てる墓守小説家「綾瀬」。その悪夢的桎梏を払うための救済劇が刺激すぎなのか、没義道と映るのか意外…
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