ジャン=リュック・ゴダール監督が亡くなった。偉大な人が亡くなり悲しみに暮れるが、彼が生み出したものを理解するのが難しい。けれど、なぜか心惹かれる。
確固たる作家性、遊びのようで教訓のよう。今作も大…
このレビューはネタバレを含みます
1983年ヴェネツィア国際芸術祭金獅子賞受賞作。映像と音響の技術的価値に対する、技術功績賞も同時に受賞。
『勝手に逃げろ/人生』(1980)以降、商業映画に復帰した「新生ゴダール」による3本目の長…
■ゴダールの映画の中ではかなりちゃんとした恋愛もの。ストーリーも把握しやすいし、いつも通り俳優たちに“喋らせてるだけ”の台詞も妙に美しくて自分はカラーではこの作品が一番好きです。トム・ウェイツが流れ…
>>続きを読むゴダール映画カラーで政治色が強くないやつがいっちゃんおもろい。これはまさにそれ。
そこまでゴダゴダ(ゴダールゴダール)してない(ジャンプカットが少ない、従来のゴダール映画よりも崩れていない)恋愛映…
ゴダールによる新解釈オペラ『カルメン』。『カルメン』の物語をなぞりながら、それ以外は完全にゴダールの独壇場、新解釈というか脱構築という方が正しいかも知れません。ゴダールはいつもそうですが。
ジョセ…
このレビューはネタバレを含みます
シュールだなぁ、とにかく。
この人は、本当にお笑い的センス抜群な監督だと思う。
銀行強盗の場面で淡々と血をモップがけしてるオバサン、
2人の逃亡最中に、缶詰食べて見守ってるオッサン、
そして何よりゴ…
波が打ち寄せる海やヒコーキ雲が見える空をスタンダードサイズの比率で観るのは、窓枠から景色を眺めるような感覚なのだと今日気づいた。
音がぶつ切れになったり映像がストップモーションになったりなどの外連…