オーソン・ウェルズっぽいカットや良い具合の長回し等光るところはあったのだけれど、演出や展開に煮え切らない部分も多くウトウトすらしてしまった。
でもよく考えるとヌーヴェルヴァーグの先駆的撮影とかもチ…
ニューヨークを舞台に、ギャングの情婦を救うボクサーを描いたフィルムノワール。
冒頭、主人公のモノローグから回想となるが、その語りから悪い予感しかしない。
部屋の男と向かいに住む女性をそれぞれ映し…
キューブリックを制覇しようと思ってるのでこちらも視聴!
初期の作品はシニカルな路線でどこか文学の匂いがするのが特徴で今作も同様なんだけど、少しだけエンタメの要素を入れなきゃなというものが感じられた…
冴えないボクサーがふとした出来事をきっかけに隣のアパートに住む女性の虜になる。彼女の置かれた境遇を汲み取り寄り添うとともに忍び寄る魔の手と対峙していく。セリフが少なく淡々と進むものの、凝ったモノクロ…
>>続きを読む才能ある芸術学生のような初々しさ。当時27歳の倒錯性。
キューブリックにもこんな時代があったのか、と思えるだけで充分です。
スタンリー•キューブリック
『非情の罠』
ヒッチコックの『裏窓』でもお…
キューブリックの1955年の中編映画
ボクサーの主人公は隣に住むグロリアに恋をする。ただ彼女はギャングのボスと嫌々ながら愛人関係にあり、彼女を救い出そうと奔走するのだが…
軽妙で67分という短さで…
キューブリック長編2作目。
のちに巨匠となる彼の作品と知らずに観たとしても異様に完成度が高く、まさか27歳の青年が製作から脚本、撮影、編集まですべて手がけたとはまこと信じ難い。
筋という…
キューブリックの映画で初めて面白いと思った。反対に言えば、巨匠と呼ばれるようになってからのキューブリックの作品に全然馴染めないから、毛色の違う初期作品がしっくりとくるのかもしれない。
凡庸なストー…