救命艇という究極の密室で繰り広げられる心理サスペンス。
さまざまな出自・職業の男女が織りなすドラマは見応え抜群。
穏やかな会話、助け合い、極限状態からの苛立ち、疑心暗鬼、死への諦念。
さまざまな…
約10年ぶりの再鑑賞。「良きアメリカ人/クリスチャン」の幻想性が、救命艇という閉鎖された極限状況の中で、崩れ落ちて行く。「隣人を愛する」ことや、思慮を持って行動することは、恵まれた環境で余裕がある人…
>>続きを読むたとえ話みたいな映画です。戦争中、攻撃されて漂流したらどうする? そこへ敵の軍人が一人助けを求めてきたら? イイっすね、この緊張感。引きの絵がないんですね。さらに音楽もありません。救命艇のセットだ…
>>続きを読むスタインベックの初稿は、どこまで原形をとどめているのだろうか?
身なりに反して意外と人間的な年増女や、奇妙な怒りの沸点を持つ好々爺など、
単なる実験に終わった「ロープ」と比べれば、まだ映画作品とし…
第二次大戦下.魚雷攻撃を受けた船から脱出した生存者たちが一隻の救命艇にたどり着きます。
そこには様々な人種・職業・身分の人々がいましたが.この極限状況下では平時の人間関係が維持できるはずもなかった.…