第1回ヴェネツィア国際映画祭最高賞受賞作。ルイとエミール、2人の脱獄囚(ルイは刑務所から、エミールは留置場から)が自由を勝ち取るまでの過程を描いた作品。何をやらかしたか知らないけど『罪はちゃんと償え…
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現代の奴隷に捧ぐ皮肉の賛歌
刑務所の中も娑婆も資本主義の元では自由などなく、労働の奴隷。
工場の設備が手工業から機械化されても、人間は労働の奴隷から解放されてないことはおおよそ1…
物語の展開がドラマチックですね。同じ監獄にいたもの同士、脱獄後一度は離れ離れになるけど、一方は社長でもう1人はその会社の従業員という形で再開を果たす。
監獄のシンボリックなイメージの反復も印象に残り…
いつもどおり予備知識ゼロだったので、もっと厳しい映画かと思っていました。
でも実はドタバタコメディ。走って逃げる&走って追いかける場面が多いです。人数もだんだん増えていきます。
流れ作業の場面とか…
ルネ・クレールが描く友情と近代化社会。
刑務所に収監されているルイとエミールは脱獄を夢見て毎日苦行に耐えていた。そんなある日脱獄を成功させたルイは…
ルネ・クレール監督作品。今作は"ル・ミリオン"と…
刑務所から脱獄しようとした二人。
一人は成功、一人は失敗。
その後の人生を友情と共に描いたコメディ作品。
刑務所内での作業も、工場での流れ作業もまるで同じ。
人間は組み立てラインのひとつの歯車に過…
サイレント映画のような部分といわゆるトーキーと、混ざったモノクロ映画。資本主義社会における金と自由の話と説明にあったので見てみたが、資本主義に対する批判的なメッセージてのはそこまではなかった気がする…
>>続きを読む『御誂次郎吉格子』と同じ年の映画で見たことがある物をチェックして、この映画にたどり着きました。
学生時代二度程みましたが、これほどテンポが良くて面白い映画は後にも先にもあまりなかったような。
ま…
当時の機械化された現代文明を軽妙に皮肉った映画です。刑務所内の単調な刑務作業と変わらない工場の仕事。刑務所やレコード会社工場における非人間性の描写はチャップリンの『モダン・タイムス』にも影響を与えた…
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