ルーマニアの修道院で起きた "悪魔憑き事件" に基づいた物語は、どの人物に寄り添う事なく冷静な眼差しで出来事のあらましを映し出す。誰が原因なのか、責任を背負う分別を法の裁きによって下すならば、神のご…
>>続きを読むルーマニアの修道院で起こった“悪魔祓い”事件に基づく。映画では“機密”と訳されてた。監督は「自分が習慣として受け入れていることが、思いがけず他人を傷つけていることがある」ことに気づいて欲しいという。…
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05年に同国で起こった事件を題材に、2人の女性が悪魔祓いの犠牲になる悲劇を描く。
ドイツに出稼ぎに行っていた身寄りのないアリーナは、同じ孤児院で育ったヴォイキツァに会うため故郷のルーマニアに戻っ…
ルーマニア正教会の修道院で起きた悪魔憑き事件を元にした映画。
(公開当時、映画館で長尺で寝落ちを心配したが杞憂だった)
かつて仲睦まじく孤児院で育ったアリーナとヴォイキツァ。ドイツで働き生活してい…
基になった事件の当事者は統合失調症だったようだけど、映画のアリーナは悲しみや怒りで情緒が不安定になってる人に対して「主にご迷惑だわ」とか言っちゃう一見まともだけど無神経で冷たい人たちに毎回律儀に傷つ…
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7、8年ぶりの再鑑賞。
「正しさ」や「適切な行い」「許容範囲」は時代とともに変わるけど、修道院の人々は聖書と戒律の中に生きている。人里離れた丘の上の修道院は現代社会と相容れない。
彼らは悪魔祓いの…
■誰かのせいにすることはできるけど、きっと誰も悪くない。
一途にヴォイキツァを求めるアリーナと、神の道に入ったためにそれに応えられない(応える気もない)ヴォイキツァの関係が切ない。たぶんヴォイキツァ…
信仰と盲信は別物なのだ
生きづらい世間に背を向けるのも居心地の良いコミュニティに居場所を求めるのも個人の自由だが、そこで目を瞑り耳を塞いでしまうのは不幸の始まりでしかない
純粋な修道女たちに100%…
一部の聖職者は信仰心という隠れ蓑で他者に暴力を振るっている自覚を持った方がいい。
まぁ、こういう周りが見えていないタイプの信仰は精神障害や知的障害とも紙一重のケースが多いし、基本話が通じない。
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