このレビューはネタバレを含みます
"奪い合えば足らず、分け合えば余る。"
相田みつを、冗談じゃねぇんだよなぁ。
ルカじいさんはヘチェチューリの苗木をみんなと大型トラックのために分けてあげたけど、ちっとも余らなかった。
愛すべきお調…
久々に言いたい。「ジョージア映画にハズレなし」と。キアロスタミを彷彿させる大傑作。イラン映画とジョージア映画ってなんか似てるんだよね。
お爺さんとその孫の2人パーティで梨の木(ヘチェチューリ←名前…
最初の枯れ木を横移動で映すショットから良い。
じいちゃん(バブ)と孫の愉快で哀しい珍道中。楽しい出会いは沢山あるのに、気づいたら死の匂いがあたりに立ち込めてる。
全405カット中、後半の30分で2…
大傑作。
老人が孫と梨の苗木を買いにお遣いするだけの映画だが、めちゃくちゃ面白い。要件をさっさと済ませて帰るはずが、数十年ぶりに田舎の村を出たじいさんが昔住んでいた都会の変化に驚いたり、かつての友…
あの崖道で呆然と立ち尽くすルカじいさんとカハ君の画の無残さといったらない......(涙)。そこからのラストの並木道の美しさと歌声がまた泣ける
バス車中のシーンは米ソデタントの反映なのかしら。おも…
枯れてしまった梨の木の苗木を求めて街に出たルカじいさんと孫。
てっきり昔の話かと思いきや近代化した街並で、出で立ちが完全に浦島太郎チック。でも行き交う車を堂々とせき止めて老婦人をエスコートするじいさ…
挿話がどれも良いのだが、何よりバスの乗客と酒呑んで歌うとこの多幸感パないの!
車輪付きオルゴールが独りでに走る導入からしてグッとくる。
特に黒人の男、表情が終始めちゃくちゃ良い。
画面奥で孫の少年の…
爺さんのジェットコースターばりの感情変化を楽しむ映画。感情を盛り上げることとそれを断ち切ることを知っている。ロング/アップも場面切り替えもオーバーラップは排され等しく扱われる。苗木でなく外套を選んだ…
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