娘を送り出し虚無感の中、養蜂以外の全てを手放し、旅に出る初老の男とたまたま出会った自由奔放な女の話。ふと振り返るとそこにあった虚しさ。それを平気な顔で上塗りし、侵食していく。生き方に対する羨望ような…
>>続きを読むテオ・アンゲロプロス監督作品。初老の主人公は娘の結婚を期に教師の職を辞し、飼育する蜜蜂と共に旅に出る。自身の思い出を辿る旅と、道中彼に纏わり付く少女の存在には人生のロードムービーといった趣がある。映…
>>続きを読む次の展開を予測することそれ自体の安直さを徹底的に戒めてくれる映画。不意打ちの一撃(何回かやってくる)、それがきちんと物語を壊し切らないことの凄みをとったらこの映画とエミュレートできるものはそうはない…
>>続きを読む初老の男性が妻と別れて旅に出る。重くて暗いし、途中で出会う少女も好きになれないしで早送りしそうになったけど、マストロヤンニのお陰で最後まで。これは、観た直後より数日経ち日を追う毎に余韻が強くなる。
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色あいが何とも言えない美しい映像。蜂に合わせ旅をする寡黙な男をマルチェロ・マストロヤンニが好演。
晴れの舞台とは決して言い難い雰囲気の娘の結婚式のあと、男は家族と別れ巣箱を満載したオンボロトラック…
蜂飼いおやじと家出娘の珍道中。
終盤を除けば、のぺっとしたヴィム・ヴェンダース風のロードムービー。つまり、僕はそんなに好みではない……。
良心的な上映時間+シンプルなプロットで、アンゲロプロス映画…
印象的な長回しで すっと アンゲロプロスの空間へ入り、いつも通り 水辺や、雨や、海辺、溶け残った雪、葉の落ちた木、水分を含んだ空気感。
そんな中でも今回は 冷たい色味ですが 春の訪れを感じる 湿度。…