おじさんと少女の単純なプロットには正直飽きているしいまは関心が無いので割愛。蜂も窓ガラスも割とギミック的。なのでロードムービーとして。オープニングから結婚式の物憂な美しさには心打たれたし廃屋で鳴るピ…
>>続きを読むアンゲロプロスの作品としても色んな意味でかなり地味な部類に入る作品だろうけれども、美麗な長回しは相変わらずなので眺めていると感涙するくらい癒される。
ロードムービーらしく多様な光景が拝めた点も味わ…
過去を抱き生きている男が主人公。男が出会うのが現在を生き、未来へ飛び立つ女。対照的な二人の先にあるものは。
多くの中の一匹の雄蜂。" 女王蜂の老い" という台詞が心に残った。
映像が美しい。主人公を…
廃れた養蜂家のあてもない旅路。娘の結婚、家族との不協和音。行きずりの女性と奇妙な親和。過去の後悔と煮え切らない今。その侘しい佇まいが呼吸を苦しくする。衰える蜂の生命力の如く憔悴へ向かう老人が悟った虚…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
2021/05/14 DVD
娘の結婚式を機に、小学校教師の初老の男性(マストロヤンニ)が辞職し養蜂の旅に出る。男にとって養蜂は副業、もしくは養蜂場所を巡る旅は長年の趣味であったのだろうか?昨年と…
娘の結婚式を機に教師を辞め、家族に別れを告げて、養蜂の旅に出るスピロ(マルチェロ・マストロヤンニ)。
途中で出会ったヒッチハイクの少女がどこまでも着いてくるため、放り出すこともできず、流されるまま一…
テオ・アンゲロプロス監督の作品。
彼がマルチェロ・マストロヤンニを迎えて蜂の生涯(女王蜂と雄蜂の関係)を、人間の男女に見立て、様々に去来する老境とを重ねながら描くロードムービー仕立ての一本。
淡…