ホテルを舞台にした85分間の群像劇という形で、サラエヴォ事件と、現在も尚一触即発にあるバルカン半島の複雑性を巧く表現したよく出来た作品だと思う。
但し解決策の見えない絶望に気が滅入るので、精神的に不…
ボスニア・ヘルツェゴビナとかあの辺りの歴史をちゃんとよく知ってないと辛い映画だと思う・・と思ったけど、後半の銃声から過去の劇的な出来事と今を交錯させる群像劇という単純な楽しみ方しかできない自分を呪…
>>続きを読む一旦中断して勉強・・・時代背景を頭に入れておかないと、話について行けません。
でも結果から言うと、ちょっと我慢すれば、そんなに知識は要らなかった。タイトル通り、銃声がいつどこで起きるのかに注目してい…
人種、地域、実在した人名等、字幕のカタカナがとにかく沢山出てくるので、二回鑑賞してやっと頭に入ってきました(笑)。セルビア人・クロアチア人・スロベニア人それぞれの立場の歴史があって、サラエボ・ボスニ…
>>続きを読むカメラワークが非常に巧みでした。
群像劇ではあるものの、序盤から中盤までの
混沌とした人々のやりとりに実は中身なんてなく、
緊迫した終盤への踏み台だったのではと
感じてしまうほどの、映像技術でした。…
どうやらベルリン国際映画祭で高評価の作品が好みのようです。1990年代のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争は記憶にあったけど、第一次世界大戦まで繋がっていたとは。映画としては少し物足りなさはあるけれど、イ…
>>続きを読む予備知識もなく勉強不足の為、恐らく監督が描きたかった社会派な面は残念ながら理解出来ませんでした…が、純粋に群像サスペンスとして興味深く観れました。
まぁ知識がないとは言え、1914年にサラエヴォで…
第一次大戦終戦からちょうど100年を迎えた今年。”戦争を終わらせる戦争”とも呼ばれたこの大戦が、世界中に与えた余波は計り知れない。あらゆる争いや憎しみを生んだ戦争、と呼んだ方がいいかもしれない。それ…
>>続きを読む1914年のサラエボ事件をベースにボスニアとセルビア間の民族問題を絡めた人間ドラマ。
歴史的な紛争や民族問題に関する前フリが延々と展開されるから、正直多少の知識があった方が登場人物の立ち位置が分かり…
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