白黒画面に映る白衣に白い肌の若尾文子が神々しい。軍医のセリフには戦争の痛烈さを物語る名言が多かった。戦争に従事する人間には心があってはならない、殺し殺される兵士たちも、死と生を片付けることしかできな…
>>続きを読む角川シネマ新宿。若尾文子映画祭。
中盤まではそれはそれは陰惨な戦地の病院の風景にゲッソリで、同じく野戦病院を舞台にしたロバート・アルトマン『M★A★S★H』のおどけた軽薄さが恋しくなるくらいだったの…
作品のメッセージは『生と性』。
こういうアプローチの仕方をする戦争映画って、ただ反戦を唱えるより、よほど力強い。
戦争の悲惨さを伝える方法として、肉親の死等で伝えるんではなく、その場で出会った男女の…
満州の陸軍病院を舞台に、自分の愛を貫く看護士の姿を描く…
増村監督&若尾文子の戦争ヒロインドラマ(^o^)
若尾さんが従軍看護婦となり、さっそく病棟の夜間巡回。
さっそく傷病兵の患者たちにレイ…
増村保造×若尾文子タッグの大傑作!今作で若尾文子が演じているのは、西さくらという戦時下に生きる看護婦である。身も心も疲弊しきった軍人たちを癒す彼女は白衣を纏った天使か、はたまた娼婦か。
まず、戦争映…
増村保造×若尾文子に関しては、もう最高なのでレビューいらない気がしてる。日中戦争時代の看護婦さんの話。戦争時代にもきっとこういう人間らしい感情はあったのよね、と気付かせてくれる。非常事態こそ軍医さん…
>>続きを読む恥ずかしながら、若尾文子といえば黒川紀章の奥さんて印象しかなく、女優としての姿を全然知らずにいました。
だから、映画のなかではじめて彼女を観たときぞわっと鳥肌が。モノクロに映えるくっきりとした顔立ち…