全体的に余白のあるショットが多く、映画を通して切り返しの場面も少ない。加えて、対象を真正面から捉えたショットもほとんどない。映像的な中庸が設けられていないため判断の基準がない作品。
さらに、視点ショ…
"サイコパスでも私には見識がある"
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23歳で処刑されたチェコスロバキア最後の死刑囚オルガ…彼女はいかにして犯行に至ったのか。
断片的に描かれる彼女の暮らしぶりは真偽定かでなく、冷徹なショ…
ワクワクもハラハラもドキドキもなく、重苦しいシーンがモノクロで映される。楽しいシーンが皆無で、意味不明なシーンや辛いシーンの連続なのに、何故か見入ってしまう不思議な作品だ。それはかつて誰もが味わっ…
>>続きを読むチェコスロバキアの最後の女性死刑囚を描いた作品で、2016年の映画です。
7年前の映画が公開されるのも驚きですが、描いたテーマの現代性にまた驚きます。
なぜ彼女は大量殺人を行うに至ったのか、を心理や…
このレビューはネタバレを含みます
チェコ最後の死刑囚となった女性を描いたドラマ。
オルガのビジュアルとモノローグ、モノクロの美しく、スタイリッシュな映像。
とにかく描き方、切り取り方が秀逸で、それだけでこの映画は勝ちと言える。
その…
モノクロ映像の美しさと白煙漂う退廃的カッコ良さが際立つ
それゆえ、本当の苦しい部分は描かれていなかった様に感じた
見方によってはヒーロー視してしまう層も居るかと思う(実際カッコ良かったし)
とにか…
このレビューはネタバレを含みます
都内で1館のみで1日ってこと考えてもまさかの満席でビックリ。
年代やお国も違えど、秋葉原のアレとか相模原のアレとかオーバーラップするものがありました。
淡々とブツ切りにオルガについて描いていた前半で…