このレビューはネタバレを含みます
強烈。観たあと、魂が自分の身体を離れてどこか遠くを彷徨っているような感覚になった。
疎開先の叔母の死をきっかけに少年はひとり放浪の旅に。流れ着く先どのコミュニティにも受け入れられず、出会う大人たち…
普遍的な心の闇にフォーカスした映画
チャプターが9個に別れているのは予想外だったし、何より内容が意外だった。戦争映画に近いけれど、微妙に違う他の何かだと思った。
「ナチスによるユダヤ人迫害」とい…
優れた映画だと思うけど、原作の背景が複雑で扱いが難しい。原作は当初ノンフィクションの触れ込みで、後に創作とわかり物議を醸した。それでも人間の普遍的な暴力性を見事に暴いているじゃないかという見方もある…
>>続きを読むどこに行っても異端と見做される少年
その名前のない少年の行くところには不幸が訪れるという者もいる
少年に襲い来る数々の困難は自分にとって想像し難いはずであるがそれらは自分が過去に経験したことがあると…
このレビューはネタバレを含みます
『炎628』的な戦争映画と思いきや、流浪する主人公の身に降りかかる困難をユダヤ人の苦難の歴史と重ねる、神話的宗教的な意味合いの強い作品だった。
善と悪、生と性は隣り合わせ。
一人の中に容易に共存す…
凄まじい内容の素晴らしいクオリティの映画。
敢えて言いたい。この映画は、見る人を選ぶ作品……ではない!!
この映画で描かれることは、私たちが、職場で、家庭で、学校で、メディアで、SNSでやってい…
次から次へと少年に降りかかる迫害の極限は時に目を逸らしたくなる。もうやめてと叫びたくなる。白黒の世界では人が人に対して抱く感情をクッキリと浮かび上がらせ、悍ましい。生き抜く少年の変化や表情のひとつひ…
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レッフが怪我したところに軟膏塗ってあげようとしたり、脚を挫いた馬を助けてあげようとしたりしていたヨスカが、迫害によって心を、言葉を失っていく様が観てて本当に辛かった
ラストは一抹の希望なのかどうかが…
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