カウリスマキ初の長編劇映画監督作。罪と罰ってこんなんだったっけか。警察に捕まりたいのかそうではないのか、揺れる犯人の男の葛藤を描く。
無表情な人たちと独特な暗さはこの頃からもう完成されていてすごい。…
言わずと知れたロシアの文豪ドストエフスキーの原作をアキ・カウリスマキが描いたデビュー作。
キリスト教がベースに大きな流れとなっている原作に比べ、こちらは人間の心にポイントを置いている。
自分の信…
アキ・カウリスマキのデビュー作。
ドストエフスキーの原作を、現代のヘルシンキを舞台に翻案した作品だが、ロシア文学に一切興味がない身としては純粋にカウリスマキ作品として楽しんだ。
そして、DVDジャケ…
このレビューはネタバレを含みます
<“道理”を殺したかった男の罪と罰>
フィンランド・ヘルシンキの食肉解体工場で働くラヒカイネンは、仕事帰りに実業家ホンカネンを射殺するが、ケータリング業者のエヴァに目撃され何故か彼女に逃げるよう促…
アキ・カウリスマキ監督長編デビュー作。
弱冠26歳にして初監督の彼が挑んだのは難解で知られる文豪ドストエフスキーの名作『罪と罰』。
舞台を現代のヘルシンキに移し、食肉解体工場で働く青年ラヒカイネン…
デビュー作ということもありまだ作風が確立されていないという印象、わたしはアキ・カウリスマキ作品の陰鬱でけれどシュルレアリスティックなユーモアに満ちているところが好きなのでこれはなんとも...もうちょ…
>>続きを読むカウリスキマの監督デビュー作。
ドフトエフスキーの罪と罰を映画化とはなんと勇気あることよ
でもやっぱり彼のアレンジは独特で、淡々とクールに進んで行く。もうこれはドフトエフスキーの作品と切り離した「罪…