「行くぞ」と言われた娘と父の絶妙な距離。
家の階段での上下運動を家の外から捉えるショットの素晴らしさ。
「姉」という立場ゆえの近づけなさ。遠慮。距離の置き方。
「弟」への羨望の眼差し。
=自立せ…
とある父子家庭の夏休みの一幕を切り取った映画。基本的にはヨンジュ(10代半ばくらいに見える少女)を写し取るように展開していくが、夏休みの学生という解像度がとてつもなく高い。
この映画を見た誰しもが、…
ドアの演出、不在を示すカット、まるで全ては夢だったかのような編集、そしてフード理論の食事シーン ああ、映画見てるなあと豊かな気持ちにさせてくれる。
小津安二郎の「二階」をしっかりと受け継いでいるの…
もう一年以上、実家に帰っていないので、冒頭に流れる歌の歌詞からなんだか沁みた。
やたらとモノが多い実家の感じ、家族とのごはん、兄弟げんか… いつか味わったことのある気持ち、これから近いうちにきっと…
学生時代、夏休みをまたいで
久しぶりに会った友人が
急に大人びてまるで別人のように
変わってしまうことがあったように
あの短い夏のひとときは
ひとをいろんな意味で成長させる
不思議な力を…
このレビューはネタバレを含みます
おじいちゃんに気丈に振る舞って気を使ったり、おじいちゃんちの古いアルバム眺めたり、子供の頃に見る葬式の雰囲気だったり、この映画のたくさんの景色と空気が私も感じたこと、見たことあるなって思えて安心に似…
>>続きを読む国は違えど夏を感じる瞬間はとても似ていてどのシーンを切り取っても夏の画になり懐かしさも感じる作品。
夏休みを過ごす子供目線だけでなく祖父、父親、叔母、子供と各々の描写も繊細に描かれていてた印象。
…
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