パピチャ 未来へのランウェイの作品情報・感想・評価・動画配信 - 5ページ目

「パピチャ 未来へのランウェイ」に投稿された感想・評価

も

もの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

こんな国があるなんて考えられなかったし、あるって事を知った今でも現実味がない…

服装は制限されたままだし、手出してきた門番は変わらず働いてるし、寮に壁が作られても安全になる事も無かったし、寮内のファッションショーすら許されない、大切な人たちが沢山殺されて、

ほんの少しの希望を感じさせるような終わり方だったけど、何一つ解決してなくてすごくもやもやする
Chihiro

Chihiroの感想・評価

4.0
監督の実体験に基づいてる映画なのね
「わたしはこの国で生きることに満足してる。社会と闘う必要があるだけ。」
あの国で自由を求めること自体正解なのかすらわからん…
でも最後の主人公の笑顔にはまだ希望があったし、監督がアルジェリアの実状をこうやって映画にしたことに意義があると思う
国によって許されない事がこんなに増えるなんて驚きの連続。男性からの女性への偏見が厳しすぎる。でもこれが一般的と育てられてるなら、何とも言えない。それでも必死にやりたいことをやり通そうとする主人公はただただ逞しかった。
命かけてまで、やりたいこと貫こうとするって相当強いよ。
Uzurakoh

Uzurakohの感想・評価

3.1
布1枚で、女性を殺す事も活かす事も出来る。五月蝿いものから身を護り、破れてもまた繋ぐ。「暖簾に腕押し」…あなたのもとめるところの私には、ならない。
departman

departmanの感想・評価

3.9
強制に矯正

不自由で生きづらい社会に
一枚の布で相対する

「闘う必要があるだけ」

そこに逡巡は一切ない

愉快で常識にとらわれない彼女たちが
ぼくたちの背中を
やさしく押してくれる
異常なまでの主人公の悲しみと怒り、混沌とした精神状態が伝わってくる。何度も何度も心を壊されようとも自由な表現のために戦い続けようとする主人公の姿に人間の本質を感じた作品だった。

以下HPからの引用

本作はアルジェリア国内で全編撮影が行われ、アルジェリア映画として国内でのプレミア上映が2019年9月に予定されていたが、突如当局により上映中止が発表された。
———中略———
日本が121位となり話題となった世界経済フォーラム発表のジェンダーギャップ指数では、アルジェリアは153カ国中の132位*。フランス植民地からの独立後、イスラーム主義の台頭を経て社会構造に組み込まれた弾圧はいまだ存在しているのか、本作の本国公開も未だ見込みは立っていない。
Kenshi

Kenshiの感想・評価

3.6
ただただ辛い現実の連続であり、良いことが起こるとバランスを取るように不幸が起こり。

主人公の女の子は初めから強く自立心のある人間で、主人公として完成されてた感じ。
成長の過程を辿りながら見る人に共感を呼ぶような作りではなかったのであまり入り込めなかった。
Rinko

Rinkoの感想・評価

3.5

“PAPICHA(パピチャ)“はアルジェリアのスラングで
「愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性」の意味。

終始胸が苦しく、自分だったら…と重ねながら鑑賞
遠い国で実際にあった暗黒の10年。
女性が着たい服を着る事すら許されず、女性軽視、弾圧の言葉が日常的に飛び交う生活。思うだけでゾッとした…。

実話を元に監督の体験も主人公へ投影した今作。
本国アルジェリアでは当局により上映中止、未だ公開のめどが立っていないとのこと。

今も毎日戦っていると思うと、ただただ胸が痛かった。
akrutm

akrutmの感想・評価

4.7
アルジェリア政府軍とイスラム原理主義の反政府軍の内戦が始まった1990年代初頭の首都アルジェを舞台に、ファッションデザイナーを目指す女子大生が遭遇する悲劇やそれに果敢に立ち向かう姿を描いた、ムニア・マドゥール監督の長編デビュー作。主人公の女子大生・ネジュマを演じたリナ・クードリは、本作の演技でセザール賞有望若手女優賞を受賞して注目を集め、ウェス・アンダーソン監督の最新作をはじめ、注目作への出演が続いている将来が有望な女優である。

本作で描かれるのは、イスラム原理主義の台頭によって、特に女性にとっては生きづらくなっていく内戦時のアルジェリアである。アルジェリア内戦時に祖国を離れ、フランスに移住せざるを得なかったムニア・マドゥール監督にとっては、どうしても当時の状況を映画として残しておきたかったのであろう。さらに言うと、監督自身が切望しながらも叶えることのできなかった生き方が、ネジュマの考え方や人物造型に、色濃く反映されていると思う。その最たるものが、どんなに酷い状況であっても祖国アルジェリアに留まって生きていきたいという、彼女の希望であり決意である。前半を見る限りでは、いつかアルジェリアを離れて自由な人生を歩むことを望んでいるとばかり思っていただけに、恋人からの誘いを毅然と拒否する姿が予想外であったが、一方で、祖国での自由な生活を願うのは誰でも同じであるという、ごく当たり前の事実にあらためて気付かされた。

映画の構成もなかなか良く出来ていて、原理主義が徐々に台頭していくにつれて自由が束縛されていく様子が丁寧に描かれているし、ラストの展開も内戦の悲惨さを印象的に表現している。そんな中でも力強く気高く生きていく芯の強い女性をごく自然に演じているリナ・クードリが素晴らしい。目がとても魅力的で、目だけで演技できる女優だと思うし、豊かな表情もなかなかキュート。今後注目すべき若手女優であることが実感できる。

本映画(や同種の内容の作品)を見る上で気をつけなければいけないのは、イスラム教それ自体が女性の自由を抑圧しているという(ある意味で)間違った見方である。もちろん宗教にはそういう側面があるのは否定できないが、それはイスラム教だけの問題ではない。例えば、中絶を認めないキリスト教は、女性の自由を奪っていると言えないだろうか。本映画で描かれているのは「イスラム教が悪い」では決してない。アルジェリアのほぼ全ての国民はイスラム教信者であり、本映画の女子大生たちもイスラム教信者である。そうではなくて「過度に教義を遵守する原理主義者(たちによるテロ行為)が悪い」のである。そこを取り違えてしまうのは、さすがにまずいのである。ネジュマの「無知な人たちが信仰を振りかざして暴走してる」という台詞がそのことを全て物語っている。また、本映画を男女格差(ジェンダーギャップ)の視点から捉える向きもあるが、個人的には論点がズレていると思う。

いずれにしても、メッセージ性、表現性、そしてリナ・クードリの演技の点でも、とても良く出来た秀作であり、見て損はない、いや見るべき作品である。
きなこ

きなこの感想・評価

3.9
鑑賞記録

見終わってずっと言葉を探していたけど

いつもどの時代も、どうして女性ってこう扱われなきゃいけないんだろう、ってただただ悲しくて、言葉にできなかった