将棋馬鹿の一代記がベタに描かれているけれど、阪東妻三郎の熱演(ちょっとくどいときもあるけれど)と伊藤大輔監督の練達した演出が映画に格調と風情を与えて圧倒される。
伊藤大輔監督は戯曲だった原作を、二…
この映画では汽車がスクリーンを3回横切るが、その描写のもつ意味は3回ともまったく異なっている。草鞋を送られたときの滝沢修の表情が忘れがたい。電話口の向こう側にいる妻に呼びかける、このときの電話の使い…
>>続きを読む大阪の長屋の端っこの高台下を汽車が走るのが音と煙で示され通天閣が煙る、そのセットが素晴らしい。高台の下を汽車が走って行くのが移動しながら吐き出される煙で示される躍動感ある美しいショットはその後製作さ…
>>続きを読む「三吉」と自らの名を書くシーンで、この人がどういう人かすぐにわかる。
名戯曲の人物と言葉が、映像と音声を駆使してさらに豊かに立ち上がってくる。南禅寺の静と動。
粗野だが心根は真っ直ぐな阪妻の三吉。…
「素浪人罷通る」の翌年の作品だけど、映像の完成度がすごく高いので、もっと後の作品かと思った。
意外性のあるカット割と、この監督得意のカメラワークで、凝った映像がバンバン出てくる。「素浪人」の時は、…
惹き込まれました〜♡
阪東妻三郎……色っぽい、カッコいい…今風の言葉で言うと……「イケメン」…♡
…ひゃ〜〜惚れてしまう〜〜(笑)
先日鑑賞した「王将」(1962年製作…監督、脚本も同じ…伊藤大…
坂妻47歳と若く田村高廣と似ていた、水戸29歳で綺麗に撮ると松たか子似、大友36歳でこの若さにはびっくり、滝沢42歳だが若作りで渋い、など映画の内容よりミーハー的な興味が満たされた。映像、演出に古さ…
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