日本映画の王将・阪東妻三郎の最高傑作であり、歴代の日本映画でもトップ10に入る好きな作品。
タイムマシンがあればライオンの初代通天閣を見に行きたい。貧乏長屋の夜空にぼんやり光る通天閣はもうひとりの…
大傑作。
将棋キチの坂田三吉が「二度と将棋をやらない」と誓うも、「とんでもないことを約束してしまった」と後悔し俯く姿の接写からカメラが引いて祭り囃子が鳴り、楽しそうに走る近所の住人が映る。貧しい生活…
傑作過ぎてビビる。橋に隠れて横切る機関車の煙だけがダンダンダンと立ち上がり、その向こうに屹立する仁丹塔(?)。橋の上にポツンと見える子どもたち。煙に覆われる街。そして最後は煙に覆われる主人公。阪東妻…
>>続きを読む『雄呂血』『素浪人罷り通る』の次に見たバンツマなので衝撃。天才っているもんだ。
連勝していく三吉を、つぎつぎ置かれる対戦相手の札で表す。草履がもう売れなくなったことを、直前の楽しげな会話と対比してう…
超傑作。「三吉」の書き順の奇妙さから主人公の生い立ちや性格を印象付けれてるのは強い。
奥に通天閣・下からは汽笛と蒸気が立ち込める長屋のロケーションも100億点。ラストで蒸気に包まれる阪妻に涙…草履の…
(35mm)
圧倒的邦画ベスト。
ドライヤーやベルイマンに通じる信仰の清らかさが描かれる。
一方で、驚くほどモダンな撮り方もしていて舌を巻く。
そして完璧なラストシーン。
90分で人生は描け…
バンツマが凄過ぎる。唸るような声にあの顔。本当すごい。
自殺しようと列車を見る水戸光子の目がギラって光ってて怖い。
運命の対局の中、長考が始まって簾がバタバタ動きだし、遂に一手が放たれた瞬間バーっと…
まず先に、個人的に一番ツボにはまった場面からご紹介。
水戸光子の妻が「お父っつぁん、将棋道楽をええ加減にして、ちゃんと働いてさえくれはったらなぁ」という愚痴に対して……。
「あれは道楽ちがうねん…