茲山魚譜 チャサンオボの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 2ページ目

『茲山魚譜 チャサンオボ』に投稿された感想・評価

ひば

ひばの感想・評価

4.5

"学ぶだけで自ら考えねば道理が理解できず、考えるだけで学ばなければ危険である"それはつまり考えと学びがフィードバックし合うものでなければならないということだ。言葉と事物を練り合わせることだ。学ぶこと…

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魚のはなし。主役二人の熱演と脚本が素晴らしい。流刑の天才学者と聡明な漁師青年。書物と実践の知識を交互に教え合う。蜜月は続かず両班庶子の弟子は師を捨て島を出る。それぞれの理想が頓挫し彼らは壊れていく。…

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★★★liked it
『茲山魚譜-チャサンオボ』 イ・ジュンイク監督
The Book of Fish

歴史&ドラマ
ソル・ギョング as 海洋学者チョン・ヤクチョン
&ピョン・ヨハン as …

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学者を主人公にして、これほど静謐ですばらしい映像劇ができるとは!
渋沢栄一の継嗣にして民俗学者でもあった渋沢敬三にも大きな影響を与えた魚介類の研究書をタイトルにしたのも洒落ている。
ぢん子

ぢん子の感想・評価

4.4

好奇心旺盛で、流行りではなくて、面白そう!とか、なにそれ?!という飛び付き方をする人におすすめ。
この世の中、そこいらじゅうに面白いものが溢れていることを実感する。

そこまでしか覚えてないくらい前…

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Chano

Chanoの感想・評価

4.1

イ・サンの死後、キリスト教徒弾圧で島に流刑となった学者と、両班の婚外子で学問を愛する漁師の青年との師弟愛。学ぶとは、生きるとは、を描いた良作(実話ベース)。
儒学者が流刑になっても、やはり学ぶのはや…

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魚介類に興味がわく、ほんの少し。
なかなかチャサンオボというタイトルが憶えられない。

韓流時代劇。禁制の天主教(キリスト教)信仰によって流刑となる学者は、流刑地の島で勉強熱心な漁師の青年と親交を深め、互いに師弟の絆を交わす。学者は海洋生物学の書物を纏め、漁師は科挙を受けて両班(高級官…

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とても良い映画だった!
学ぶこと考えること魚を捕ること料理すること、全て生きる上で大事なことだけど立場や環境が変われば優先順位は変わる、変わらざるを得ないこともある。でもやっぱり好奇心持って学んでい…

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さすが、百山大賞受賞作。傑作でした。

朝鮮のキリシタン迫害の歴史も初めて知るところでしたが、両班(ヤンバン)と庶民の身分差別の問題、都会と田舎の地域格差の問題、学問領域の優劣の問題など、結構いろい…

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