ただただ「悲惨」の一言しかでない。
これが現実にあったと思うと、鳥肌がたつ。
ピアニストが主人公だけど、ユダヤ人への暴力とか戦争で精神を病んだ人などを、赤裸々に描写しているところに、戦争映画の重み…
第二次世界大戦下、ピアニストとして活躍していたシュピルマンは、ユダヤ迫害によって収容所に隔離されてしまう。
とにかく重い。
戦闘シーンをアピールする映画とは違い、市民の虐待、飢えに苦しむシーンが多く…
常にシュピルマンの側に寄り添い、扇情を排して見たことをただただ写しだすカメラ。
音楽も殆ど使われず、ピアノの音色だけ。エイドリアン・ブロディの控えめで虚ろな表情。伝記、歴史映画における一つの描き方の…
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