尊敬するロジェ・カイヨワに踊りを見せた時に、
「その名付けようのない踊りをいつまでも続けてください」と言われた彼の踊りを見ていると、
自己を追求していくと同時に、
その中に流れる普遍を追求するような…
ダンサーという事は知らなかった。ゆっくりな動きで、型にはまらない…これは『田中泯』という踊りだ。
特別な事はなく、生活を通して体からにじみ出る感情を爆発させる。
とにかく凄い。老いた体がいきいきとし…
名付けようのない踊り
犬童一心監督
2022年公開
【Story】
1966年からソロダンス活動を開始し、1978年にパリ秋芸術祭で海外デビューを果たしたのをきっかけに、世界中のアーティストと数々…
2023年は田中泯のドキュメンタリーから。犬童監督の描写の美しさもあって、踊りに吸い込まれる映画だったし、新年早々大いなる刺激をもらった。
その一瞬の場所と対話し、踊る場踊り。農作業を通した自らの身…
その場で踊る 場踊り
踊りは言葉より先に大事なコミュニケーションのツールとしてあったと思う
場所や時間を約束して踊ることは踊り手からしたらきついこと
始まりはいやいや 終わりはふと終わる
衣…
宇宙を感じる作品で田中泯の哲学、表現、生き方に感動した。
田中泯の躍りは不協和音も宇宙の一部なのだと感じさせる
生も死も内包し、受け入れた姿がある
そこには"私"を消し去りたくて裸でパフォーマン…
これも劇場公開を見逃した作品。コロナの波が大きかった頃だったよね。
だけどこれ、自宅で観て良かったかも。だって踊りたくなったもん。泯さんを真似て両腕を高く伸ばしたら気持ち良かった。
タイトル通り、名…
このレビューはネタバレを含みます
紙で指を切った時に血がドクドクと鳴る、地面に手をつけた時に少しひんやりする。泯さんの踊りを観ているとそういう神経を伝わる感覚を思い出す。
幻想をリアルにする舞踊。
身体が幹の一部になることもできるし…
©2021「名付けようのない踊り」製作委員会