イタリア映画の伝統、「お家芸」という「ネオリアリズモ」の原点的作品。
邦題はなんとなくカッコイイが、あまり「都市」の物語ではない。
ドイツ軍占領下のローマ。
ナチスによる支配に対して、抵抗するレジ…
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ナチス占領下のローマでレジスタンスの指導者と協力者の神父が、指導者の恋人の裏切りで逮捕される。仲間を売り渡す妖精さんな拷問を繰り広げるが黄金の精神と信仰で沈黙を守りぬき、殉教者となる。
中盤から後…
ネオリアリズモの代表作として有名なロッセリーニの作品。大戦直後のローマで、直前までその地で起きていたナチス占領に苦しみながらも対抗する人々を描く。
結構色んな人が登場する。レジスタンスの指導者マン…
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イタリアンネオレアリズモ
まだ戦争が終わってないうちにファシズムに抵抗する映画が生まれてたのか…
群像
ケーキを楽しみにしてる寝たきりおじいちゃんかわいい
結婚当日に撃たれる妊婦、レジスタンス…
大好きかも………いや飽きたりする場面はあったけど大好き……かも……
そもそも格好良いショットがいくつもある。いやぁ素晴らしいなぁと思っていたら、子供達が目論みはじめるあたりから急激に面白くなってい…
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ゲシュタポに連れ去られる婚約相手を追いかけるピーナが撃たれ、地面に倒れ込む。ピーナの疾走を継承するかの如く息子が駆け寄り、母の亡骸を抱えて泣く。これを諌め、その場を離れるように促す神父。第一部ラスト…
>>続きを読むあまりにも呆気なく人の営みが終わっていく
愛も命も信仰も、平和でさえあれば末長く続いたことだろう
アンナ・マニャーニの叫び声と神父の揺るぎなさ
左の扉は天国に、右の扉は地獄へと
この単純な造りが、ナ…
当然、救いを求めて見続けるのだが、最後まで救いはない。その非情で冷徹なプロットが逆に武力支配への強い抵抗心と憎悪を浮き上がらせていた。救いはないが変革の種を残しているところにも強い意志が感じられ、作…
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