ここに居ていい
原作読了。映像で体感するとまた違う後味だった。
「多様性」という都合の良い言葉が蔓延る前からきっと嗚咽してしまうような気持ちの悪さは存在していた。誰かの現実を観た気がする134分。…
ラストの対話にガツーンとヤラれて鼻がツンとなった。「性」という永遠のテーマを朝井リョウはこう描いたのか(原作未読)。性は面倒くさい。本当は性を介したくなくても、介することがメジャーだから、相手が求め…
>>続きを読むんーー。正直なところ、その場で何気なく見ていたシーンが何を表しているのかが分からなくて、ネタバレ見たんだけど、それでもモヤモヤは残っている
タイトルはもちろん性欲を想起させる造語だが、そこに性欲が…
小説よりも映画がいいかも、と感じた数少ない作品。
理解できないことに、人は苛立ちや嫌悪や恐怖を抱く。逆に誰からも理解されないことに絶望した人は、「無敵の人」になるか、「孤独の人」になるか、しかない。…
まず観てよかった。
それぞれの価値観の一粒ずつが自分の中にもあるな…とか思うことはあれど、一番グッと来たのが、人と繋がろうとしているところ。
夏月自身の意識していない表情や雰囲気の違い。自分は独りだ…
素晴らしい作品。是枝裕和監督や濱口竜介は、当然素晴らしいのですが、違うアプローチから世界で戦える作品が製作された印象。惜しいのは、この作品のプレミアが東京国際映画祭だったこと。監督賞と観客賞のダブル…
>>続きを読む観終わったあとの気持ちが今まで感じたことのないという意味で衝撃的。すぐ言語化できなかったんだけど、アウトプットしないと溺れそうなので感想綴ります。
自分を剥き出しにすれば生きづらさとなり、苦しく孤…
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